
なんか違う映画と間違って観てしまった。「ロビンソンの庭」の監督ね。あの映画よりはマシだった。ただ何とか最後まで観られたというレベルだが。
80年代の新宿アンダーグラウンドの怪しくもトガッた雰囲気が充満していて、 ●ロック喫茶のライブシーン(コクシネル?) ●カラスを大量に捕獲して鳥かご付き5000円で路上販売する少女 ●東京中心部の水道・ガス管・地下鉄・トンネルなどの地下地図を何年もかけて描き続ける男、いつか首都爆破を夢みているらしい。 ●牛乳配達をボコり、ガラスの破片の上にのたうちらせ、小便かけて牛乳飲みながら去っていく。 ●夜の公園の男娼。カマを掘られながら、首を絞められ死んでいく。 ●遠めで見ていた公園の住人がバルサン焚いて弔う(最後は首吊り自殺の偽装を施す)。 ●夜のたまり場帰りにリンチに合い、町工場で流産する女性ロッカー ●路上販売する少女。今度は火葬場に不法侵入し、人灰を集め「肥料」と称して販売(袋が破けてて夜の新宿に風とともに舞っていく・・)。
というシークエンスが特に脈絡もなく通り過ぎていく。
個人的には主演の太田久美子がしけたロック喫茶みないな処でFUNKをバックに延々と適当なダンスを汗だらだらで心臓破けそうになりながら踊り続けるシークエンスがこの映画のすべてかなという感じでよかった(ちらっと江戸アケミが出てくる)。
コレなら次回作が期待されるでしょうという感じの佳作。
ただ次回作35mmが「ロビンソンの庭」なんだよな・・
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テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想 - ジャンル:映画
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