
http://www.longride.jp/hcb/
ライカ遣いの神様というと日本では木村伊兵衛であるが、世界的には圧倒的にブレッソンである。私もライカ遣いの端くれとして(いや持っているだけか・・)ほぼ義務感で鑑賞。
顔が知れると仕事に支障をきたすということでほとんど表に出てこなかった人なので、顔も声も動く姿もまったく初めて見る。
撮影時94歳、翌年死去という最晩年期の記録であり、本人は写真への興味が薄れかけている状態(晩年は絵ばっか)。もう少し若い頃に撮って欲しかったというのが正直なところ。 知人を含め、室内でのインタビューシーンに終始し、こじんまりと上っ面を撫でたような作品になってしまった。
こんな映画かなりのライカ&ブレッソン好きしか観ないんだから、もっとどうやって撮っているのだとか、愛用のカメラを見せてもらうとか、昔の撮影のロケ現場を再訪するとかしてくれればかなり面白い映画になったのに。日本企画ならアラーキーをインタビュアにするとかしたろうに・・(ようするにインタビュアが面白くない)
個人的には同じマグナムの写真家ジョセフ・クーデルカ本人が登場したのが収穫。
本人いわく“ゲップが出てくるように”とつとつと追憶を語りだす様は面白かったが・・
スポンサーサイト
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
|