
ミレーの有名な「落穂拾い」の絵。単純に収穫の絵だと思っていたが、収穫後のおこぼれを拾い集める、自畑を持たない貧農の姿だということを、この映画ではじめて知る。
青空市場での廃棄物拾いとミレーの落穂拾いとの類似から着想を得たアニエス.Vがフランス各地を旅し、現代の「落穂拾い」たちと出会うロードムービー。
やむを得ずその道に入った人もいれば、生活スタイルとしてその道を選んだ人まで様々。 出勤前に市場の「落穂拾い」で朝食を済ますサラリーマンとか。
フランスにはあたかも昔から生活の知恵として「落穂拾い道」なるものが存在するような感じだ。(「MOTTAINAI」が流行るくらいだから日本にもあったんだろうが・・)
唯一、それはありかよ、と思ったのは「落穂拾い」で材料を仕入れるフレンチレストラン(ミシュラン2つ星)。完熟した材料を自分で選べるのでこの方が質が良いという。質というより原価の問題なのでは?
理屈ッぽそうで敬遠してきたアニエス.Vだが人生の最後に来て(失礼)大ヒット!まあ、相変わらず自己満足な自分大好きシークエンスもぽつぽつ見受けられるが。 しかし今のデジタルハンディカメラって性能いいのね。こんな画質で撮れるの?
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テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想 - ジャンル:映画
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