bloodthirsty butchers「ギタリストを殺さないで」

ようやく4人体制にも慣れて新しい音が生まれ始めたな、と思った前作から最新作は一歩後退。 basssはbassの役割を、guitarはguitarの役割をという約束を守った音。 なんか安全圏に入ったかな、って感じだ。やっぱりこのバンドはguitarじゃなくて、実はbassの射守矢さんのやりたい放題具合が命運を分けていると思う。前作ではベースの開放4弦音で見事にリフを作った“this is music”やマイナーコードの歪bassにメジャーコードのボーカルが乗った“サンザン”。過去のトリオ編成では名曲“7月”など、むしろbassがコードを奏で楽曲を作り出すのがbutchersのオリジリティであった。 「ギタリストを~」ではなくて「ベーシストを殺さないで」なのだ。だからあんまりギター2本で射守矢さんのスペースを消さないで欲しい。
今作中、「Story」は「プールサイド」「7月」に並ぶ大名曲だと思う。はたして射守矢氏作曲であった。
ベッシーは行きますけど・・ 391tone Presents tour 07 Don’t shoot that guitarist! 6.29(fri)BESSIE HALL OPEN 19:00 START 19:30 2,800YEN (adv.drink fee charged@door)
Omar Rodriguez Lopez/Se Dice Bisonte, No Bufalo

前作のソロ作と比べるといきなりゴージャス。もはやMarsVoltaとの垣根はシームレスだろう。 電化マイルス的フリージャズとサイケデリックプログレとサルサとハードコアpunkが同一地平線上にあるOmarワールドが大全開。Marsファンからロック文脈を要求されないソロ作ではより自由度が上がっている感じだ。これを聞いちゃうともうMarsVoltaは彼にとって必要なのだろうか?という気がする。 それでもワールドツアーがあるみたいだけど。 Fujiにソロ出演かー。
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