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アスフェリカルの非球面眼日記
北海道在住のサラリーマンによる日本酒、ワイン、居酒屋紀行、バンド、マラソン、映画など趣味の話題と日々の悲喜こもごも。お前はほんとに仕事しとるのか!
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北海道にタンナーがない不思議~竹川 圭「紳士 靴を選ぶ」光文社新書
20070316123318.jpg

著者はファッションエディター。
英国・イタリア靴についての記事は既存本と大差ないが、日本の製靴産業の歴史、伝説の靴職人などの話は大変興味深く読んだ。
日本の靴職人の次世代についても知らない名前が多数あり、製靴業界も若い世代を中心に広がりをみせているのだなあと感心しきり。

中でも牛や馬やエゾ鹿など原皮の豊富な北海道にタンナー(製皮会社)があるべきでは、という指摘には北海道民として大いに頷かされた。
日本で製革をやっているのは、東京の墨田区・荒川区・兵庫の姫路市・龍野市、あと和歌山などに限られているらしい。
実際エゾ鹿の革製品を作るのにもなめしだけは北海道以外でやらざるをえない状況。
http://www.otonanoiitabihokkaido.com/hiroblog/2007/01/124.html
ただ2004年のasahi.comの記事によると北海道大学の農学部には革なめしの実習工場があり、エゾ鹿革の実用に向けた研究が進行中とある。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000349999992251
天候や排水の問題で頓挫したということだろうか。

製靴産業華やか成りし頃には中心地であった浅草が「金座」「銀座」に習って、「靴座」「革座」と呼ばれていたらしい。「北海道に21世紀の靴座・革座を」と語る著者の夢は一消費者として素直に賛同できる。まあ私がそう思っても何の力にもならんが。
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テーマ: - ジャンル:ファッション・ブランド


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