2007年の春夏プレタを見ると今年は、ジャパニーズアニメやSF映画など、「近未来」をテーマにしているメゾンが多いようですね。
ドルチェ&ガッバーナがバーバレラ風のC級な安っぽさ、

プラダが近未来の「おしん」風(いや、なんか頭の鉢巻とつんつくてんのドレスが・・)、

フセイン・チャラヤンが「全自動ドレスって何やそれ!」

と今一つ「?」な感じだった中、ダントツの完成度だったのがバレンシアガ。



ニコラ・ゲスキエールがデザイナーになって台頭著しかったが、ついに頂点という感じ。元ネタの「トロン」をコスプレにならずにうまく昇華していると思う。服のシルエットしかり、サングラス、ベルトやシューズなどの小物に至るまでディテールのキレが素晴らしい。報道ステーションの河野明子さんに着て頂きたい(いや、前々から小さい頭と細い肩幅にバレンシアガが似合いそうと・・)。 直営店は阪急うめだ店のみで、東京にはないんですね・・秋に完成とのこと。
他方で驚く奇抜さではないのだが、着易そうな未来派というところでアルベール・エルバス率いるランバンも評価高そう。



ジバンシーのアフリカのプリミティブアート(×正解はマオリ族らしい)みたいな柄も特にタイツは刺青みたいで面白かったですけどね。

ミラノで面白かったのはラフシモンズのジル・サンダーくらいだろうか・・ビタミンカラーが目に痛いです。

ここのところミラノの方が面白かったが、2007春夏はパリコレの勢いを感じます。シルエットについてもパリコレがはっきりI型に移行している中、ミラノはまだどっちつかずです。
ちなみにドルチェ&ガッバーナは今回どうしたの?D&Gは「積み木くずし」だし・・

なんて春夏を語ってみても、もう業界は2007-8秋冬なわけで・・まだ札幌は雪残ってるんですけど・・

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