めっきり涼しくなってきたと同時に酒屋の店頭でも「ひやおろし」の文字が目に飛び込むようになってきた。 ここらでひやおろし三昧としゃれ込むか、と新潟酒4本を取り寄せてみた。全部四合瓶です。

●萬寿鏡 純米吟醸じぶんどき「秋の宵」ひやおろし原酒
酒造元:マスカガミ 原料米:山田錦 精米歩合:52% 日本酒度:+2 アルコール度:17度以上18度未満 1,575円 嫁の実家が近い、加茂市の酒造メーカーの秋限定酒。
この辺で取れる洋梨ル・レクチェを思わせる香水ばりの強い芳香。 やや黄色味のあるとろりとした酒質に透明度の高い凝縮感のある味わい。 生詰めのためかやや舌にぴりりと微刺激が。大吟醸並みの緊張感があります。
・・うまいけど、ちょっと高級すぎるぞ。 肴で用意したブリ大根がまったく合いません。
●千代の光 ひやおろし
酒造元:千代の光酒造 原料米:山田錦・五百万石 精米歩合:54% 日本酒度:-1 酸度:1.3 アルコール度:15度以上16度未満 1,050円 旧)新井市、現)妙高市の酒。 こちらは香りもおとなしく、米の味もまだ残っているので肴に合う。 ただ線が細く、特徴は?と聞かれると・・ ラベルに本物のもみじが使われているのには驚いたけど。どうやってるんだ?
和楽互尊 特別純米 ひやおろし原酒
酒造元:池浦酒造 原料米:高嶺錦 精米歩合:55% アルコール度:17度以上18度未満 1,260円 旧)三島郡和島村、現)長岡市 銘柄の「和楽互尊」は先代が長岡の哲学者野本恭八郎と時の陽明学者安岡正篤先生の助言を得て命名。「お互いに尊びあえば和やかで楽しい」という意味。酒造りを通じて広く世の中を平和に導こうという願いがこめられているという。ありがたや、ありがたや。 香り穏やか、腰の強い感じでいわゆる日本酒っぽい感じ。 内に秘めたうまさで料理にも合いやすいし、好印象。 常温から上燗までいけます。
●妙高山 特別純米 ひやおろし
酒造元:妙高酒造 原料米:五百万石・こしいぶき 精米歩合:60% 日本酒度:+1 アルコール度:15度以上16度未満 1,207円 越後杜氏ナンバー1の平田杜氏。軽快ながらも味が立っていてわかりやすい。 嫁はこれが一番好きだと申しております。
秋といえば食欲の秋な訳で、料理との相性が最優先。 香りが立ちすぎてそれだけで完結してしまう酒より、香りおだやか、常温からぬる燗、米の味が残って料理と一緒でうまい、という酒が適任という気がする。
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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ
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