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アスフェリカルの非球面眼日記
北海道在住のサラリーマンによる日本酒、ワイン、居酒屋紀行、バンド、マラソン、映画など趣味の話題と日々の悲喜こもごも。お前はほんとに仕事しとるのか!
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かんずりを酢で溶くと超うまいタバスコになる。










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ドメーヌ・ル・ブリソー レ・モルティエ2004
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パタポンで有名な伝説のビオワイン醸造家クリスチャン=ショサールの上級キュヴェ。
ピノ・ドニス100%だそう。
濃い目の明るい赤。やや濁り。カシス+フランボワーズの香り。酵母っぽいパンの香りもあります。ボーヌ赤的な果実味が生き生きとしたタイプ。上等なサントネ風。野良くささはないよ。
ただこちらは開栓直後が命。ヴァキュバン保存したら香り抜けました。

いいワインだと思うんですが、村祐と同時に飲んだのが運の悪さ。完全に村祐に持ってかれました。
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テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ


これはほんとに日本酒なのか?村祐茜ラベル
探してみたら入手できました。テレビの紹介の純米大吟醸ではなく、特別純米酒の「茜」です。

村祐酒造「村祐  茜ラベル 特別純米 無濾過本生」(新潟市舟戸)
■原料米:非公開
■精米歩合:非公開
■日本酒度:非公開
■アルコール度:16~17
IMGP1214.jpg

ドイツワインをすぐに想起させる熟したマスカットorキウィフルーツの香り。
「ワインみたい」とか喩えられる日本酒はままありますが、ここまでワインそのものな日本酒がかつてあったでしょうか。冷えたままだと甘みが強めに伝わり甘口のドイツワインそのもの。ぬる燗をつけると葡萄の種のまわりのところのグジュグジュの様な鮮烈な酸と果実味が立ち上がり、今自分が何飲んでいるのかわからなくなります。
柑橘類やパイナップルに例える方もいる位、強烈な酸です。
いったいどうやって作っているのか、非常にミステリアスな酒ですね。
製造年月H18.12ということで酸を強く残した新酒ということなのか、含有の微炭酸が味わいに一役買っているのか、それともはたまた、ぶどう酵母でも使っているのか?という気にさせられます。

1日経つと米の旨みも蘇り、さすがに日本酒かと思い直しましたが。

昔、新潟で一度だけ、こんなドイツワインそのものな感じの日本酒を飲んだ記憶がありますね。近所の酒蔵が持ってきたという瓶に何も書いていない無印の酒でしたが。思い出しました。

新潟市舟戸ってどこやねん!と調べてみると旧小須戸町の方なのね。あんまり合併されとるんでわからんわ。

茜16BY、17BYと純米吟醸の紺瑠璃が追加注文できたので今度ゆっくり比較しよう。あの酸が寝かすとどうなるのか。


テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ


低精白ばんざい!第7弾 仙亀リベンジ!
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神亀酒造(埼玉)
仙亀 80%山田錦 上槽中汲み 無濾過 純米生原酒

前回苦戦した仙亀であったが、これは素晴らしい出来。
開栓すると瓶口からは古酒のピュイイフュメのようなキノコや腐葉土、下草、火打石的複雑なアロマがほんのり。色はうっすらとでそれほど付いていない。
火入れの仙亀とは一転、整理された旨みが大変飲みやすく、洗練さえ感じる。
ちょっとカルチャーショックまで感じる味わいである。ブル白の古酒を高い金出して買う位ならこちらをストックしてエイジングを楽しんだ方が日本人として賢いのでは、とまで思う傑作。
常温では熟成の白ワインを思わせる味わい。燗を付けると古酒ならではの紹興酒的ニュアンスが蘇る。
2日目からは旨み成分全開で堂々たる風格。
こちらも無濾過のため、だんだんおりがらみに。
神亀酒造さん、お見逸れしました。素晴らしい酒造蔵です。

*神亀酒造(埼玉)
*日本酒度+3~+4
*酸度1.5~1.6
*アルコール度数 19~19.9度
*原料米 山田錦 
*精米歩合 80%
*使用酵母 自家酵母
*12BY


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森喜酒造場(三重) るみ子の酒 普段とすっぴんの違いは?
純米酒でつとに名高い「るみ子の酒」を2本飲み比べ。
片方は通常の火入れ・割水もの、もうひとつは「すっぴん」と名づけられた純米無濾過生原酒。
しかしすごいラベルだね。注文するのに勇気がいりました。
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●るみ子の酒 純米ひやおろし 7号酵母 17BY
麹米 山田錦 掛米 ひとごこち 
酵母 協会7号 
精米度 60% 
アルコール度 15.7 
日本酒度 +5 酸度 1.5


ちょっとバナナ系というかプリンスメロン(瓜)系というかの上立ち香がほのかにあって、常識的な酸にきれいな酒質、うまみも程よく感じる普通に特別純米クラスのいい酒だと思います。ただ、おとなし~いです。
同じ味の系統なら「庭のうぐいす」買うかな、という感じ。
いや、最近無濾過生原酒とか低精米酒とかに舌が慣れてきちゃってるから。

※2-3日目からうまみが乗ってきました。

●すっぴんるみ子の酒 無濾過あらばしり 純米生原酒17BY
原料米 麹米 山田錦 掛米 右近錦
精米度 60%
使用酵母 協会6号
アルコール度 17.2%
日本酒度 +5 酸度 1.8


こっちは一転おもしろいです。
かなり微炭酸を含有しており、燗をつけると泡だってきます。無濾過だけに甘酒のような麹香も残っています。
まだ硬さも酸も旺盛でうまみもインパクトも1.5倍ってな具合。
あちらが女酒ならこちらは男酒か?くらいの違いがあります。
るみ子のすっぴんは男だった、ってか?(なんやそれ)
まだ新酒感が残っているので熟成させるとまた面白いかも。

※3-4日後はこなれて来て火入れとの違いはそれほどまでではなくなりました。男酒というより、やはり女酒かな(間をとってオカマ?)。
最後の方には大量の滓が残っており、にごり酒が楽しめました。



しかし「どっちの料理・・」の後番組「旅×旅ショー」で新潟日本酒の旅と鹿児島焼酎の旅の対決なんぞやっとりましたが・・よりにもよって40石弱しかない「村佑」なんて紹介してんじゃねーよ!そのうち頼もうなんて思ってたのに一瞬にして市場から消えてしまったじゃないのよ、プンプン。って俺はさとう珠緒か・・

テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ


年末進行:2006年の買い残しディスク篇
年末年始には音楽各誌で今年のBEST10なんてのが発表されたりして、それ見て「あ、あれ買い逃してた」なんて気づいて正月にCDショップで買い足したりするわけですな。
まあ、そんないきさつで久々にTowerRecordなんて覗いてみると私のような思惑のおっさんがたくさん店内をカゴ持ってウロウロ。ま、店的にはいっぱい買ってくれそうな客層でOKなんでしょうが・・
とりあえず3枚ほど買ってみました。安全パイばかり。

The Information The Information
Beck (2006/10/03)
Universal/Polydor

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日・英・米で値段が3種類。悩まさんで下さい。一番安い米盤にしました。開けてみたらステッカーが捩れて張ってありました(笑)。さすがアメリカ。
基本が前作の延長上、という感じで目新しさはないが、おまけやDVDなどで玉手箱的楽しさを演出。BECKが好きなら損はない。録音も良い。5chで聞きたい(システムは持ってませんが・・)。
ちなみにおまけのステッカーは楽しかったですが、付属のDVDは・・いるのか?
HPも楽しい。
http://www.beck.com/

Stadium Arcadium Stadium Arcadium
Red Hot Chili Peppers (2006/05/09)
Warner Bros.

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絞りに絞って24曲2枚組みたぁ大きく出たね。
“Californication”からのフルシアンテの哀愁メロウ路線にまったく異議はないが、昔のファンク・ミクスチャー路線が懐かしい・・という方、お喜び下さい。今回は枠がたっぷりありましたので(かどうかは知りませんが)ファンクな曲も収まっております。FLEAのスラップもいつもより多めに堪能できます。東京・大阪ドームの盛り上がりが目の当たりに想像付く仕上がりです。

Live at the Fillmore East Live at the Fillmore East
Neil Young and Crazy Horse (2006/11/14)
Reprise

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長年構想していた「アーカイヴ・パフォーマンス」シリーズ第1弾。1970年ということは“After The Gold Rush”前夜ということか。全6曲だが濃厚です。Neil Young魂の(ヘタウマ)ギターが炸裂します。また出合ったばかりのはずのCrazy Horseとの息もぴったりでこのあと喧嘩したり、文句言ったりしながらも30数年離れられない理由が垣間見えたりします。これも安い方買ったんですが、CD+DVD版にはライヴ写真、ニール・ヤング手書きの歌詞、当時の新聞記事なども収録されていたようで、う~ん、失敗した?


悦凱陣の本醸造 丸尾本店 凱陣 上撰 火入17BY(香川)
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酒造元:丸尾本店
原料米:オオセト
精米歩合:60%
¥2,137円
出来れば純米しか作りたくない丸尾本店がしかたなく?作っている本醸造ということでどんなもんかと思いましたが・・うまいじゃないですか!
開栓直後こそ、かすかにアルコールの立ち上がりを感じましたが、燗をつければほぼ純米酒クラスとそん色ない米々しい仕上がり。本当にアル添酒なのだろうか?
炊き立てのご版のふっくらした香りが備わっており、しみじみと幸福感漂う佳酒です。
悦凱陣はテンション高いものが多いので普段飲みにはこれ位の方が良いかも。
値段を考えると驚かざるを得ません。香川県民がうらやましい。
しかし、名前から悦がとれるとなんか変な感じね。ガイジン。
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久々に苦戦 低精米酒ばんざい!第6弾 仙亀 純米
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*神亀酒造(埼玉)
*原料米 阿波山田錦
*精米度 80%
*アルコール度 14-15%
1800ml 2,300円

純米酒の先駆け、神亀の醸す80%低精米酒ということで真打登場と相成ったのだが・・久々に苦行を強いられました。銀杏・木質的香り、アーモンドの皮というよりピーナッツの苦い皮、干し椎茸、渋みを伴った強い酸。もともとそうなのか、これが製造年月H17.2(ということは16BY?)の熟成のなせる業なのか定かには判りかねますが、開封直後はかなり飲みにくいです。高校生の頃、隣の酒屋でちょっといい酒買おうと思って“樽平”買った時のことを思い出しました。あの時も往生しましたが、今回もかなりのものです。こういうのを濃醸辛口というのでしょうか。
なんとか飲み易くならんかとブルゴーニュグラスで飲んでみたりもしました。樽無しのグラッパっぽくなりますね(度数は大分違いますが)。
開封数日経つとテンションも弱まり、だいぶ慣れてきました・・熱燗まで温度を上げると旨みがやや持ち上がるので、そこから燗冷ましで飲み進めばなんとか乗り切れる感じ。私はお勧めしません。
ここから低精米酒に入った人は茨の道を辿るでしょう。マニア向け。


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低精米酒ばんざい!第5弾  奥播磨 純米 山田錦八割磨き 火入れ
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*下村酒造店(兵庫)
*原料米 山田錦
*精米度 80%
*アルコール度 15.8%
*日本酒度 +5
*酸度 1.6
*アミノ酸度 0.9
1800ml 2,392円

2004年のdanchu燗酒No1に輝いたのがこの蔵。ということで期待大。
古川先生の著書によると、複雑味があってホヤやコノワタなど珍味類に合う味とのことだが、飲んだ感じはおとなしく、何にでも合いそう。
真っ当な意味でごく中庸な高級低精米という印象。
酸度が1.6位なためか、はたまた火入れ・加水のものを選んだためかも。そのため飲み易さは抜群で速攻、空に。

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ペニーレーンは炎上しました ZAZEN BOYS 2006.12.3 札幌ペニーレーン24
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この日氷点下-6%の札幌。
出席率の高い会場内はほぼ満杯。スタート前からかなり盛り上がっている。RSRのSUNステージ効果であろう。客層が新しく、女子率も高い。
いつになく高い客のテンションに煽られ、1曲目の「whisky&unubore」からドラムキットの上に仁王立ちのムッたん。煽られてばかりはいられるはずもなく、ステージは最高のものとなった。
久々に聞いた「黒い下着」「DAIGAKUSEI」、新曲の「1989」「イレイザーヘッド」などを取り混ぜ、ラスイチに「半透明少女関係」の阿波踊り、ラストは「リフマン」。アンコールは「Water front」の大合唱。
ひさびさに天井から雨がぽたぽた。気温差たるやかなりのものであったろう。

【ムッたん語録in 札幌ペニーレーン】
MCもいつも以上にヒートアップ
・世界一の降雪量を誇る札幌の皆さん (注:違います)
・世界最低気温を記録した札幌にお住まいの皆さん(注:違います)
・岐阜当たりは今もタンクトップで過ごすのにポロシャツも着られない札幌の皆さん
・そのまま帰ると絶対風邪ひきますから。下着がぬれたままだと絶対に風邪引きますから
・そのために今日は特別に衣料品をご用意しています。
・お1人1枚必ずご購入されてください (物販かよ)
・2枚重ねるとかなりあたたかいですから。必ずご購入されてください。
・絶対風邪ひきますから。 (しつこい)
・皆さん私と同年代、もしくはさらに上の世代ですから。pixiesは知ってますよね (断定)
・来年pixiesの映画が公開となります。
・1989年頃にpixiesのようなユニークな個性を持ったバンドが地下から次々と現れましたね。
・その頃のわくわくする雰囲気を題材に曲を作ってみました(→新曲「ナイティーエイティナイン」)
・それまでロック名盤50みたいな60-70年代のCDを聞いて、それでも満足していたのですが
・1989年、私が高校生の頃に次々とこういった同時代の新しいバンドが地下から登場してきました。
・先輩から「向井。これ聴いたことなかろうが・・」といわれて聴いたわけですね。
・皆さんも私と同じ体験をされてきたと思います。(会場困惑)
・皆さん私と同年代、もしくはさらにもっと上の世代ですから。(しつこい)
・とくに女子はそうですから(会場ムッ)



【SET LIST】
WHISKY&UNUBORE
HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
SI・GE・KI
USODARAKE
安眠棒
SEKARASIKA
SUGAR MAN
CRAZY DAYS CRAZY FEELING
1989
イレイザーヘッド
黒い下着
DAIGAKUSEI
MABOROSHI IN MY BLOOD
IKASAMA LOVE
COLD BEAT
Friday Night
半透明少女関係
RIFF MAN

Water Front

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