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アスフェリカルの非球面眼日記
北海道在住のサラリーマンによる日本酒、ワイン、居酒屋紀行、バンド、マラソン、映画など趣味の話題と日々の悲喜こもごも。お前はほんとに仕事しとるのか!
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かんずりを酢で溶くと超うまいタバスコになる。










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低精米酒ばんざい!第4弾  斬九郎八十 純米無濾過生原酒
20061127152155.jpg

*酒造元:宮島酒店(長野)
*酒度:+10 
*酸度2.1 
*使用米:無化学肥料・無農薬米 美山錦 
*精米歩合:80%
720ml 1,700円

ちなみに昨今、ぼつぼつ増えている精米80%酒も昔は純米を名乗れなかったそうです。規格外で。
先日の「秋鹿」の山田錦80%が瞬く間に空となったので「仙丸」に仕入れに行ったついでにこの酒を発見!
若干色のりが強いな、という見た目とおり、秋鹿よりも若干渋みの濃い、なるほど低精米だなという味わい。でも決して、雑味にはつながらず、むしろ旨みを更に引き立てています。これもうまいですね。
これの後に「秋鹿」飲むと薄く甘く感じる位です。値段の高さが玉に瑕かな(っていっても1.8ℓ・3000円だけど)。


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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ


いい夫婦の日のマーズ・ヴォルタ(2006.11.22 Zepp東京)
20061124103531.jpg

• Omar Rodriguez-Lopez(Gr),
• Cedric Bixler-Zavala(Vo)
• Isaiah Ikey Owens(Key)
• Juan Alderete de la Peña(B)
• Deantoni Parks (Dr)
• Marcel Rodriguez-Lopez (Per)
• Adrian Terrazas-Gonzales (Sax,Fu,Per)
• Pablo Hinojos-Gonzalez ( Gr, Sound Manipulation)

今やサイドギター、キーボード、パーカッション、トランペットを加え、総勢8名の大所帯。
心配された新ドラマーだが、Blake Flemingでもなく、Deantoni Parksという人だった。まあまあそつなくこなしたという感じ。PAの問題?もあるが、音がこもってよく聞こえない。セオドアの時のようなドラムがぐいぐいとバンドを引っ張るようなスリルは薄れた。とはいえ、その分サウンドバランスが取れている。オマーのギターマジックやベース:ホアンの奮闘振りがストレートに伝わってくる。

●オマー、リクルートカット?短いアフロにスーツを着こなし、男前度確実にUP!
●セド、アフロさらに巨大化、今やジャミロクワイの帽子か、PRADA秋冬の植毛ヘルメットかという位。
●7時20分ころスタートで、約1時間40分。全4曲(!)アンコールなし。あっという間。でも腹いっぱい。堪能しました。
●セドのパフォーマンス。狂気度のやや落ちたか?でもまだまだ元気いっぱい。連続コサックダンスで見事ズボンの股裂いてました。白いパンツ丸見え。

大阪、前日の東京ではペットボトルの投げ込み、ダイブ等で不満が出ていたようですが、東京2日目はいい夫婦の日ということもあり(?)わきまえたお客さんで、盛り上がりながらもピースフル。心なしかオマーも嬉しそうでした。


演目
1. Rapid Fire Tollbooth (New Song)
2. Jacob Van Lennepkade (from Omar's Solo Album)
3. Viscera Eyes
4. Day of the Baphomets

終了後は、ゆりかもめで新橋下車。新橋お多幸で、おでんタイム。
これでしばらくはLive観戦の東京遠征もなしだな・・
o.jpg

と人心地付いていたら、来年3月はレッチリかい!いやもう行けない・・

●RED HOT CHILI PEPPERS
”鍋はてっちり、ドームにレッチリ”
 世界最強激辛軍団2大球場公演決定!
 レッチリ遂にドームへ!!
・3.19 (mon) 京セラドーム大阪
・3.22 (thu) 東京ドーム
http://www.smash-jpn.com/band/2007/03_rhcp/index.php

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽


収穫はディスチャ、エビ氏 EAST DO AROUND Vol.7ほか(11.18札幌ベッシーホール)
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ブラッドサースティ・ブッチャーズほか
BESSIE HALL20周年記念での対バン形式。途中入場。
●会場内にはカメラを持った吉村ヒデや出番の終ったディスチャのエビ氏、SLANGのコウ氏が徘徊。
●その中にあれ?元Numbergirl中尾憲太郎が?出番あったっけ?(翌日スパイラルコードでスピリチュアルラウンジ出演)
そんなアットホームな中でのブッチャーズステージは非常に和やかに進行いたしました。
ベッシーの思い出を語るなどいつになくヒデキのMCもなめらか、演奏もどんどんまとまりがでてきて、目指している方向性が見えてきます。濃密な生命のスープのようなカオスといったらいいでしょうか。その混沌をコントロールする能力も備わってきているように感じます。ただ終った後はいつもどおり耳キンキンでしたが。
〔出演順〕
DISCHARMINGMAN
HIGH VOLTAGE
SLANG
bloodthirsty butchers

◎SO UNIQUE(11.19札幌 KLUB COUNTER ACTION)
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翌日は会場をカウンターアクションに移し、Aeroscream、DISCHARMINGMAN、吉村秀樹ソロ、田淵ひさ子率いるToddleの合同イベントと相成りました。
●DISCHARMINGMANはスゴいことになっている!1度観たほうがいい(「札幌の宝」by吉村ヒデ)。
●「日本一座高の高い男、蛯名」の称号はかわいそうだ(by吉村ヒデ)。
●DISCHAにヒデキ乱入!お前の歌はおれの歌、とばかりにボーカルを奪う。(お返しに蛯名氏がbutchers「ハッピーエンド」を熱唱)
●ヒデキはソロでもあのまんま。弾き語りにもかかわらず大音響、大絶叫(アンプPEAVEY5150だもんね・・ヴァンヘイレンかよ・・)。
●40歳になるので趣味を持たねばとカメラをはじめたことを嬉しそうに語るヒデキ。音楽も仕事というより趣味では?
札幌初登場のToddleは期待していたのですが、う~ん、いまいち。とりあえずテレながらやるのやめようよ・・


テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽


眼に、耳に厳しい、美しき轟音 Mogwai (2006.11.12 リキッドルーム 恵比寿)
mogwai.jpg

スチュアート・ブレイスウェイト(G)
ジョン・カミングズ(G)
ドミニク・エイチソン(B)
マーティン・ブラック(Dr)
バリー・バーンズ(G/Key)

微小音から鼓膜炸裂ボリュームへ至る展開のダイナミズムと破壊力。生だからこそ聞き分けられる3本のギターの分離。腹に直接来る低音。あまりの美しいオーケストレーションに立ち尽くすことしばし。

スチュアートが楽曲の主導権を握っているのはその通りなんですが、ギター、キーボード、トーキングモジュレーター、さらにドミニクとのダブルベース(!)と七面六臂の活躍を見せるバリーが意外と効いてますね。そしてノイズ担当ジョンのこれでもかノイズ攻撃。役割がはっきりしていてそれぞれの音像がクリアなのがミソかな。

ライティングの演出も利いていて結構楽しめました。
ステージ狭しと林立するストロボが物凄い光量で一斉に焚かれた瞬間、原爆でも落ちたかと思いましたね。もしくは「ファイトクラブ」のラストの爆破シーンかと。眼が焼けました。
照明について注意書きが書いてあったんですが、このことかと。
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しかし今年3度目の来日のはずのモグワイ。客も相変わらず入っているのをみると日本人に受けやすい要素があるのでしょうか.

●なにか「序破急」に通じる様式美とカタルシスの世界があり、日本人に受けやすい?
1曲の中に「ドゥルッティコラム的アルペジオ爪弾きPart→ブラックサバス的大音響Part→再びドゥルッティ、リプライズPart」という構成がある程度固まっている。

●歌舞伎の合いの手の如く、「ジョン!」「スチュアート!」など決め所で客席からメンバーの名前が叫ばれます。別にそれぞれのソロパートがあるわけではないのですが。

北国グラスゴー出身バンドに共通のメランコリックな叙情性が日本人受けするのかなとも思います。サロマの竜巻もかくやというブリザードノイズをギターから発し、にこやかに去っていきました。

最後の電子音デストロイサウンドは鼓膜に厳しかったですね。ついに破けるかと思いました。年なモンで。

しかしスチュアートのおやじ禿げ度はものすごかったですね。pixiesフランクを越えましたね。そりゃジダンのサントラも頼まれるわ、と。

●set list(多分)
Yes! I Am A Long Way From Home
Travel Is Dengerous
Friend Of The Night
Helicon 2
Acid Food
You Don't Know Jesus
Hunted By A Freak
Summer
Glasgow Mega Snake
Killing All The Flies
Ratts Of The Capital
We're No Here
(Encore)
Black Spider
My Father My King



トート1,000円を土産に購入。
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽


低精米酒ばんざい!第3弾 秋鹿 純米酒 山田錦 精米80% 生原酒
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酒造元:秋鹿酒造
原料米:山田錦
精米歩合:80%
日本酒度:+6 酸度:2.1
アルコール度数:17.5%

上原・古川両氏の著書で名の挙がる「秋鹿」の80%精米酒があると聞き、石山の「仙丸」へ向かう。はたして17BY「雄町(火入れ)」「山田錦(生)」の2種が在庫していたが、店主の勧めで山田の方を購入。
「生」っぽさはほとんど落ち着き、ナッティな熟成感すら備わってきている。
これも綺麗な酒質で文句なくうまい!香りこそおとなしいが、そんじょそこらの純米吟醸がひれ伏すクオリティである。これが2415円か?磨いていない分コストが下がるのだろうか。
燗をつけた方が旨みを存分に楽しめる。
こんなのばっか飲んでると米磨くのに血道をあげる前にすることがあるのだ!と力んでもみたくなる。

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日本酒界の新常識?それともトンデモ本?
○「純米酒を極める」上原浩(本年5月に永眠)
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○「世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒」古川修
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まったく知りませんでしたが、なんだか今、心ある日本酒の趨勢は高品質な低精米酒に向かいつつあるんですかね。いやいきなり短絡的な物言いをしてしまいましたが、そのように感じました。
「そんなに磨かなくてもまあいいじゃない」という低精米ではなく、「磨く必要のないほどの高品質&磨くともったいない」低精米なんですね。
そのためには田んぼから見直し、雑味のない高品質な米づくりをし、昔ながらの丁寧な醸造を行うといった酒造側の並々ならぬ努力が必要であることも。
これにより高精米に頼らなくてもクリアでしかも米の旨みがたっぷり残った力のある酒が出来ると。70%は低精米と言うに及ばず、精米80%がひとつの目安みたい。

「低精米」という言葉に何やら物凄いこだわりの世界が出現してきました。

その他のキーワード(というかこちらの方が本題)として
●純米無濾過生原酒
●古酒
●常温熟成
という言葉も出てきて、今、日本酒がどこに向かおうとしているのかを知るきっかけとなりました。まあ、あくまでも一部の動きでしょうが・・

アル添を糾弾する強烈さや生酒の常温熟成を安易に勧めている点に反感を抱き、トンデモ本よばわりする方も見受けられますが、個人的には納得する部分も多い日本酒本でした。


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低精白シリーズ第2弾 悦凱陣
●悦凱陣 手造り純米生 山田錦70% 17BY 1000㎏仕込み
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酒造元:丸尾本店
原料米:山田錦
精米歩合:70%
日本酒度:+1 酸度:2.6
アルコール度数:17.5%

購入先のHPいわく
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今期一番濃厚な旨みたっぷりのこの一本!!
  丸尾さん曰く、変態酒が出来てしまいましたって(笑)
  酸度がなんと2.6!!モロミ日数が37日も引っ張りました!!
  山田錦の70%は今期だけの事!!
  酸度が2.6ありますので、熟成向きのお酒です!!
  しっかり常温で熟成させましょう~
  このお酒はマニア向けのお酒です
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なんだかおどろおどろしい文句が踊っているが、恐る恐る飲んでみると・・
70%という精米度からの想像とは違い、かなり綺麗な酒。ただしやっぱりまだ早いみたい。新酒の生にあるような麹香がかすかに残り、若干の含有泡。そして原酒っぽい硬さ。この辺が熟成すればもっともっとおいしいのだろうな。ただ現状でもかなり旨いです。ほんの少し割り水しながらあっという間に飲み切りました。70%うんぬんより「凱陣」らしいなという酒。買い足して寝かせようかな。


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