2005プリムール続報
エノテカの第1回会員販売も開始。 最小ロットである3本セットの1本価格が ラトゥール \80,000 ラフィット \69,000 ムートン \69,000 マルゴー \80,000 オーブリオン\47,000 オーゾンヌ \120,000 シュバルブラン\92,900 徳岡より概ね強気ですね。今年は下位もおしなべて高いので 選びようがないって感じですね。どーしたもんか。 こうなってみるとプリムールって、そもそも得なのか? って疑問もわきますわね。
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テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ
キム・ギドク新作、今度は整形中毒。
キム・ギドク監督の新作『時間(原題)』が、第31回トロント国際映画祭に招待されたそうだ。今度の題材は「整形中毒」。http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/23/20060523000018.html 今最も期待できる映像作家の一人がキム・ギドク。韓流映画の類はほぼ観ないが、『春夏秋冬そして春』で感動して以来、キム・ギドクだけは観る様にしている。 『春夏秋冬』はそれまでエキセントリックな題材ばかりを取り扱ってきたキムが美しい韓国の自然を舞台に、人間の業そのものに焦点を当てた「説話」的ともいえる映画で、精緻を極める映像のタッチとシンボリックでサイキックな演出が創り上げる世界観は、さながら韓国のイングマル・べルイマンとも言うべき境地に達していた。 ただし彼の作品としては『春夏秋冬』は異色作。それ以前の映画といえば、『悪い男』は誘拐した女子大生を売春婦に貶める男の屈折した愛の話だし、『魚と寝る女』はとっても痛い猟奇的愛の映画。『春夏秋冬』後に撮った映画『サマリア』も援助交際を題材としたグロテスクな贖罪の物語。スキャンダラスな題材の中に宗教的とも言えるテーマを描き出すのが彼の作風といえよう。 今回の『時間』は、また究極のお得意路線なのだろうなあと想像する。 毎回痛そうだったり、悲惨そうだったりして劇場で見る勇気ないんだよなー。大概DVDかWOWWOWまで待ってしまう私でした。でも監督支持の表明のためにも公開時にみるべきだよなあ。タイトルは「絶対の愛」になったようです。
テーマ:★☆今から見たい映画☆★ - ジャンル:映画
本当に出すつもりだった!Mデジタル
正直信じていなかったMデジタルが現実のものとなってきた。http://dc.watch.impress.co.jp/cda/lens/2006/06/08/3964.html まずはパナからライカレンズ搭載の一眼レフが発表。今度は露払いとばかりにMレンズのデジ対応。にわかに賑やかになるleica周辺の動きである。 肝心のMデジタル本体は予告どおり秋のフォトキナ発表。どうやら1000画素、1.33倍サイズらしい。これはAPS-Cサイズ(1.53倍)のEPSON R-D1よりはましなサイズ。この辺微妙にくすぐってくる所がleicaのいやらしさか。価格のアナウンスはまだ無し。 なぜ気にしているかと言うと家にleicaレンズが死蔵しているからなのです。フィルム絶滅の今、我が家でも御他聞にもれずデジタルonlyに移行しているわけで今はまったく使われる気配なし。また使えたらな、なんて心の片隅に燻っているわけですよ。ただleicaのことなので価格が幾らになるのか検討がつきませんな。80万くらい?久々に盛り上がる秋のフォトキナになりそう。
テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真
ルコントの敗北宣言?「フェリックスとローラ」(2000年)
「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」「イヴォンヌの香り」・・・。 数々の映画の中に究極のファム・ファタル(宿命の女)像とその魔力に溺れていく男の姿を描いてきたパトリス・ルコント。 そんなルコントがミレニアムの年にシャルロット・ゲーンズブールをヒロインに得て描く「フェリックスとローラ」。これは途中まで、そんなルコントのファム・ファタル集大成映画になるのかと思いきや、まったく逆でした。 終始ミステリアスな女を(無理に)演じていたシャルロットが狐が落ちたように、ラストシーンで自分は平凡な女だということを延々と語り出すのです。 ある意味、ルコントの「もうファム・ファタル映画は降りたぜ」宣言。ファンには衝撃です。 これまでルコントは悪女にせよ、謎の女にせよ、最愛の妻にせよ、現実の女ではなく、男の一方的な夢の女を描き続けたわけで、そこが良かったと私は思うんですが、女性の眼からは「女のことが何にも判っていない」と評判が悪かったようです。自分のことが語られながらも蚊帳の外、みたいな感じなのでしょうか?その批判が本人の耳まで届いた感じの本作、完全な開き直り作となってしまいました。ただ映画としても破綻しているような・・ 一方ではルコントの世界を受け止められる女優がいなくなってきているということもあるのでしょうか(たしかにシャルロットはきつかった)。 もう今まで見たいなルコント映画は観られないのかなと思っていたら「歓楽通り」(2003)では、YSL最後のミューズ レティシア・カスタを得て、またファム・ファタル路線に戻りましたとさ。めでたし、めでたし。 (評価:ルコントファンは観てもよいのでは) 最新作「親密すぎるうちあけ話」http://www.wisepolicy.com/confidences_trop_intimes/
テーマ:フランス映画 - ジャンル:映画
一升瓶いらっしゃい!福岡南国紀行篇
合名会社山口酒造場 庭の鶯 春のうぐいす特別純米酒無濾過 福岡県はかつて日本第2位の日本酒生産量を誇り、「九州の灘」と呼ばれていたという。現在でも兵庫に次ぐ山田錦の作付け面積を有し、吟醸でも高いレベルを示している。そんな南国の銘酒を2本求め、まず口を切ったのは春のうぐいす特別純米酒無濾過。 色はかなりの山吹。 最初は西日本の酒らしい、やさしくほのかに甘い佳酒くらいのイメージであった。ところがどっこい、造りがしっかりしているのか、日向燗位まで温めると生もと造りのような腰の強い感じが加わる。酸も乗っていて飲み飽きしない。大変感服いたしました。 北国生まれの私には「そんな暖かい所でうまい日本酒は出来んでしょう」、よしんば造れても「口には合わんでしょう」という偏見があったが、まったく間違いですね。秋はラベルの鶯がちょっと大きくなると言う。楽しみである。 アルコール分 16.5 日本酒度 +4 酸度 1.3 アミノ酸 1.2 原料米 酒母,麹 山田錦50% 原料米 掛米 麗峰60% 使用酵母 熊本9号系
テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ
おやじバンドパラダイスinさっぽろプロムナード
久々の晴天の札幌、札幌三越・4プラ前で「おやじバンドパラダイスinさっぽろプロムナード」を開催いたしました。予想以上の盛況で驚きました。札幌大通公園では「花フェスタ」が開催されていましたので、年代的にターゲットがマッチしていたんでしょうか。私は出場できず裏方です…
テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報
私家版 さっぽろラーメン スーパーサブ3店
移転した、やや飽きたなどの理由で現在ヘビロテではないが、付かず離れずといった感じで通っている店3店。 ●中央区「味の起平4条店」 長い付き合いだが、あまりにも行き過ぎて最近は思い出した頃に顔を出す程度。 それでも私が入店すると親父は注文も聞かずに「しょう油」を作りはじめる。聞けよ(笑) この店の人気メニューは味噌。赤味噌・白味噌・ブレンドがあり、半数以上の客はこれらから選ぶが、私の好きなのは「しょう油」。色薄めでしょっぱい。麺は弾力の生きた中太縮れ。底にだしガラの鳥ひき肉が沈む。 住所/札幌市中央区南4条西4丁目MYプラザビル1F 営業時間/11:00~翌0:00 月曜休み※2006.10.15をもって閉店。長い間お世話になりました。 ●白石区 東北通「大心」 以前は平岸に「香港タイフーン」という姉妹店があり、そこをヘビロテ店にしていたが惜しまれつつ閉店。そこで本店であるこちらまで遠征してくるようになった。 なぜそこまでして来るかというとこの店にはキラーメニューの「たまごタンタン」があるのだ。 じんわりと来るほどよい辛みと冷たい温泉卵・ほうれん草が二日酔いには無敵のうまさである。 ライジングサンでも出店を見かけたりするので見に行かれる方はどうぞ。ふつうの味噌しかないけど、それもうまいですから。 「ラーメンの大心」 住所/札幌市白石区栄通り20丁目12-30 営業時間/11:00~21:00 火曜休み ●南区 石山「大連」 中の島に店があるときからだからもう15年来だろうか。移転したときはてっきり閉店したものと思い落胆したが、風の便りで移転先を発見!たまに通っている。 なんてことないしょう油ラーメンなのだが、ニンニクが大量投入されている。後味に残る甘味は長年、化学調味料だと思っていたが、もしかしたらフルーツの隠し味なのか?ちょっと鷹の爪を利かせてあるのがポイント。麺は中太縮れのプチプチ系。それと、ここのラーメンはとにかく熱い!猫舌の人は気を付けて 「ラーメン大連」 ■営業時間 11:00~21:00 ■定休日 火曜(祝日以外) ■住所 札幌市南区石山1条5丁目1-5 TEL 011-591-3270
テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ
札幌居酒屋探訪@地下鉄西11丁目駅 第2戦
まずはなじみの店からと、西9丁目「焼き鳥 やむや」に突入。 築50年の民家をだましだまし使った狭い店であるが、ノイズ界の王、灰野敬二がライブをやったこともある。まったく不可解なのだが、おしゃれなタウン誌などに紹介されることが度々あり、一度は某航空機内誌に掲載されたこともあるようだ。その際にはキャビンアテンダントさん2人連れがキャリーケースをガラガラ曳いてご来店されたということ。さぞかし居心地が悪かったろう(笑)。 焼き鳥はたいへんな正統派で、タレはご祖母の焼き鳥店から引き継いだものらしい。ハツ・レバーのタレ、鳥塩がお勧め。 場所は大変わかり辛いです。電車通りに面した中華の「布袋」の角から北方向に路地に入ったところにある一軒家です。 ●焼き鳥やむや 住所/札幌市中央区南1条西9丁目1-3 営業時間/17:30~24:00 日曜休 ℡/011-242-0571お隣りに「ねるら」がラーメン屋となって引っ越してきました!(2007.1.10) ローヌワインの宝庫であった旧CAFÉ ENZO跡地にフレンチの店が出来たということで冷やかしに入ってみる。店内は前店からほとんど変わっていない。カウンター席とあとはテーブル席が数席。ワインだけ飲めるか聞くとOKではあったが、次はお食事もどうぞとのこと。21時からワインバーと銘打ってはいるが、どうやら本音は食事メインにしたいらしい。ワインの値付けは控えめである。ニコラ・ポテルのブルゴーニュV.V.を切らしていたので、シノンの赤\4900をチョイスし、レバーペーストをつまみに頼む。 到着した皿はただのレバーペースト+トーストなのだが盛り付けに異常に凝っている。とにかくフード注文せい!という念をバリバリに感じる(笑)。ま、ランチで試してからか。 -------------------------------------------------------------------------------- 後日、ランチに再訪しましたが、言うだけのことはあり、大変おいしかったです。値段に見合わず充実した内容でした。 Bランチ:\1800 干鱈のブランダード鯛の昆布〆巻赤ピーマンムース添え 紫芋の冷製スープコンソメジュレ掛け スズキ(だったかな?)のポワレ3色ソース テリーヌ添え デザート3種・コーヒー ただお昼時にもかかわらず、私以外客誰も来ず。地下店なのが悪いのか、不憫である。誰か行ってやってくれという気持ちになる。 【Lunch A:\1500 B: \1800 C: \2500】 ●Le Restaurant de TOMA 住所/札幌市中央区南1条西9丁目 札幌南1条ビルBF 市電沿い 営業時間/11:30-14:00 18:00-21:00 Wine bar 21:00-23:30 日曜休 ℡/011-271-8600 やむやに戻り、報告を終え、さらにカクテルを所望のため、もう一軒突入。 バー「ハットリ兄妹」である。 忍者ハットリくんともユニコーン「服部」とも何の関係もなく、「服部兄妹」が経営する店である。本当は夫婦じゃないのとつっこんだが本当に兄妹だそうである(しつこい)。 店内は照明を落とした、ゆったりとお酒の飲めるおしゃれ系のレトロな雰囲気。彼女連れでも大丈夫です。 この辺は遅くまでの店が少ないので助かります。若いお客さんも多いですが静かに飲んでます。 わたしはもう酔ってますのでうるさいです。すいません。 ジントニック2杯とピスタチオのしょうゆ漬けを。本日の任務完了です。 ●ハットリ兄妹 住所/札幌市中央区南1条西13丁目三誠ビル1F 営業時間/17:00~26:00 日曜休 ℡/011-272-0023
テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報
私家版 さっぽろラーメントライアングル3店
休日の昼めしは大概ラーメンだが、並ぶのはいやだったり、毎回どこに行こうか考えるのはいやなので大体行く店が固まって来る。そんな中、ここ1年ほどローテーションとなっているのが下記3店のラーメントライアングルである。どれもいわゆる「札幌ラーメン」ぽくないのであくまでも私のということでご容赦いただきたい。 ●澄川「ひなた」 「山頭火」で修行したという若いご主人はまじめな好青年で接客もさわやか。大変気持ちがいい店である。 大概、「とんこつ塩」か「鶏塩」を頼むのだが、しばらくぶりに行くと、いつの間にか新メニューの「鶏醤油」が加わっている。うーんまた迷うではないか。 「とんこつ塩」は山頭火のそれほどこってりしてなく、あっさりとしたコーンスープのような甘みが癖になる。「鶏塩 ※旧とりのらーめん」は確かに塩なのだが、かすかに醤油のようなコクを感じる。どちらもお勧めできる。「鶏醤油」はとんこつの醤油同様、うまみの強い醤油を使っているようだ。 「らーめん ひなた」※移転新装オープンしました! 住所/札幌市南区澄川 5条5丁目コープさっぽろ向かい ●狸小路7丁目「赤星」 ここは今どき一杯500円。塩と醤油が基本で塩が「鶏がら+アサリだし」、醤油が「とんこつ+かつおだし」っぽい感じ。麺は自家製っぽい白さで最初頼りないが食べ進むと段々弾力を増してしっかりしてくる。乾燥岩のりと極太メンマがいいアクセント。季節のラーメンもあるのでそちらを選ぶのもよいだろう。 「ラーメン赤星」 住所/札幌市中央区南3西7(狸小路7丁目) ℡/011-272-2065 営業時間/11:00~売り切れまで閉店●札幌ら~めん共和国「河むら」 いつも賑わうら~めん共和国で混み合わない不人気店である。北海道ラーメンのイメージに合わない細めん、和風出しのいわゆるあっさり中華そば。酔い越しに食すとさぞや、というのど越しである。心配は観光客受けがしないので客が少ないこと。いつ撤退するかビクビクしながら通っている。食べるなら「しょう油」。 「釧路ラーメン 河むら」 住所/札幌市中央区北5条西2-1札幌ターミナルビル「エスタ」10階 営業時間/11:00-22:00 トライアングルの通う割合は「ひなた」3「赤星」2「河むら」1、位だろうか。 もちろん鉄壁の3店というわけではなく、あくまでも我が家から近かったり、用事のある場所に近いといった理由も重なっての選択である。 「最近出来が悪いな」とか「通い過ぎ」とかの要因で、新しい店を探してみたりということは常にある。ただ日常に食べるラーメンとして選ぶと札幌では案外こんな感じかなと思う。 2006.9.10 河むらは2006.9.24をもって「ら~めん共和国」を卒業だそうである。こまったなぁ。次の候補を探さなきゃ。
テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ
RISING SUN 最終発表
RISING SUN ROCK FESTIVALの全アーティストが発表となった。 8/18(金) 東京スカパラダイスオーケストラ/ZAZEN BOYS/HY/くるり/忌野清志郎/ゆらゆら帝国/グループ魂/GO!GO!7188/山嵐/RIZE/湘南乃風/怒髪天/The Homesicks/DMBQ/Pe’z/Rovo/アンジェラ・アキ/小谷美紗子/BAZRA/BIG HORNS BEE/伊藤ふみお&上田現ほか 8/19(土) KEMURI/ストレイテナー/ULTRA BRAiN/Ego-Wrappin’/ザ・クロマニヨンズ/吉井和哉/甲斐よしひろ/米米Club/ケツメイシ/MONGOL800/Back Drop Bomb/Mo’some Tonebender/ギターウルフ/ZiLiE-YA/Radio Caroline/大江慎也/AIR/ACID MAN/アナログフィッシュ/locofrank/DOPING PANDA/KODAMA&THE DUB STATION BAND/ズボンズ/浅井健一/ムーンライダーズ/FRICTION(RECK・中村達也)/奥田民生/真心ブラザーズ/rei harakami feat.矢野顕子/高橋幸宏/UA×菊池成孔/THE NEATBEATS/髭(HiGE)/ポカスカジャン/LONDON NITE/Taiji ALL Starsほか 今年の夏フェスはこれしか行かないので期待度が高い。 やきもきしていたベンジーはソロでの参加。ZAZEN BOYSはSUN STAGEなんて大丈夫か?あと楽しみなのは、金曜がゆらゆら帝国。GO!GO!7188もまあ観るかな。土曜はベンジー、ACIDMAN、FRICTION(中達ドラムか!)あとは時間に合わせて大江慎也、KODAMA、ズボンズ、.矢野、幸宏、UA×菊池、Radio Caroline、Mo’some Tonebender、ギターウルフあたり。実年齢に伴い、どうしても観るものが高年齢ラインナップになりますな。なかなか良い2日間になりそうな
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テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報
札幌も初夏の訪れ それでも酒屋通い
6月も半ばを過ぎ、ようやく札幌も初夏らしい気候となってきた。 しばらくぶりにと南区石山 支笏湖通りの「地酒仙丸」を訪れる。 覗くとカップルや家族連れで店内は満員である。実はこの仙丸、ジェラードの店を併設してあり、休日となれば長蛇の列となる人気ぶりなのである。 ジェラードの列を掻き分け、店内に侵入。 店内は酒に優しい環境づくりのため、暗くされており、日本酒はビニールフィルムの向こうに冷蔵されている。常飲の「巻機」、いつもの火入れではなく生をもらう。ほかにいくつかカップ酒を入手。 千代むすび(鳥取) こなき純米超辛口ワンカップ 180ml 300円 *酒度:+15 *酸度:1.5 *使用米:五百万石 *精米歩合:55% 「妖怪泣かせの超辛口」。千代むすび酒造なので、ちゃんとしたお酒ですよ。なぜか温めると辛さが引き立ちます。 「子泣きじじいじゃ夢見るぞ」というコピーは往年の深夜TV番組、松本小雪・怪物ランド出演「ウソップランド」での赤星氏のキャラから引用か?懐かしすぎるぞ。 秋鹿(大阪) 千秋 バンビカップ 180ml 260円 *使用米:吟吹雪 *精米歩合:65% こっちは大阪ですか。秋鹿だけに秋までとっとくか。 地酒仙丸 札幌市南区石山東5丁目8-26 ℡:011-592-5151http://www.senmaru.com/
テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ
昔、Mrクエスチョンっていたよね
Cyril Alonzo “?”04 仏ビオ界の謎男シリル・アロンゾがランドルックで手がけるペティヤン(微発泡)ロゼ。 透明瓶に白字の?マークだけが貼られた面妖なボトル。通称「ハテナ」。 2004年はランドルックのアラモン種を使わずにガメイで造ったので区別するため?が逆さに貼られ、更に謎度が増している。 色合いはほんとに薄いオレンジに近い。微発泡の割には泡は豊かだが柔らかく、甘みはあるが、べたつかないので心地よい。ほんのりとビオ特有の酵母臭とガメイっぽいモワっとした香りにラズベリーとか杏・プラムの感じが乗っている。03より好きかも。でもどこも完売なんだよねぇ。とっとけばよかった?
テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ
ガレージ・リバイバル回顧
青春の無軌道な衝動と残忍なまでの儚さが痛いほど詰まったサウンド。80’sがニューウェーブ、90’sがブリットポップなら、00’s前半はガレージ・リバイバルがそれであった。 ブームから遠くなった今、なぜか沸き起こる郷愁のように聞き返している。 The Strokes/Is This It(2001) ファブリジオ・モレッティ(Dr) ニック・ヴァレンシ(G) ニコライ・フレイチュア(B) アルバート・ハモンドJr(G) ジュリアン・カサブランカス(Vo) 1999年デビュー、NY出身グループの1st。 ヴォーカルがモデルAG「elite」の御曹司、ギターは有名シンガーソングライター、アルバート・ハモンドの息子と、いいとこのボンボン丸出しな上に、宣伝過剰、NME大絶賛!とhype!臭が強すぎ、最初は敬遠されぎみだったが彼らだったが、結果的にガレージ・リバイバルの烽火は彼らから上がったようだ。荒削りながらも高いポップセンスを感じさせるサウンド。低血圧で機嫌の悪そうなボーカルが時につぶやき、時にシャウトする。フルアルバム名曲揃いである。 2003年サマソニで目撃したが、Voがステージから機材蹴落としていてやっぱり機嫌悪そうであった(笑)ハモンドじゃないほうのGr ニックがジョニー・マーっぽくてかっこいい。バンド名は「脳卒中」。 Libertines/Up the Bracket(2002) カール・バラー(Vo,G) ピーター・ドハティ(Vo,G) ジョン・ハッサール(B) ゲイリー・パウエル(Ds) Vo,GピーターとVo,Gカールの2名を中心に結成されたロンドン出身のバンド。 自由主義者を気取り、売春宿を転々の不法占拠暮し。シャブ中、窃盗お構いなし。のちにピーターのドラッグ過が深刻となり、わずか2年で解散となる。 1stアルバムはミック・ジョーンズ プロデュース。基調は70年のLONDON PUNKなのだが、そこはかとなく50’sのロカビリー~ロケンロールのロマンティズムが漂い、歌い継ぐ2トップボーカルに初期ビートルズの幻影が浮かぶ、いわく言いがたいバンドサウンドがそこにある。その後の数々のトラブルとわずか2年での終焉を思うと正に奇跡と言える輝きに満ちた1枚だろう。 2003年の日本縦断ツアーの際、我が街、札幌でもライブがあったが、開始わずか1曲でピートが全機材&照明を破壊。いきなりの公演終了状態で、札幌のファンを震撼とさせた伝説が語り継がれている。 ピートは現在、ベイビー・シャンブルズを結成し、リハビリ中。ケイト・モスを薬で巻き添えにしたり、Dior Hommeのエディ・スリマンに写真集作ってもらったり相変わらず話題だけはハデである。 Mando Diao/Bring‘em In(2003) グスタフ・ノリアン(Vo,G) ビヨルン・ディクスクウォット(G,Vo) サミュエル・ギールス(Dr) CJフォーゲルクロウ(B) 当時、久々に登場のスウェーデンバンド。よくハイネックセーターを着ているのは寒いからではなく、モッズファッションであろう(笑)。TheWhoやTheJam直系の熱いモッズ魂がなぜか北欧で大全開。でも美メロなところがやっぱりスウェーデン 日本でも女子のハートを鷲摑み(笑)、2003サマソニは入場規制で入れず。そんなに人気あるのか!と驚いた覚えがある。 その後の札幌公演でようやく見参。演奏は荒削りながら、ポール・ウェラー似、シャウト系で勢いのあるグスタフVo&Gと典型的北欧金髪、ソウルフルで艶のあるビヨルンVo&G、楽曲を作る2人の対照が小気味よく、人気がうなずける好バンドであった。2ndアルバム後は人気が沈静化し、日本のオフィシャルサイトも閉鎖されている。奮起を促したい。 Jet/Get Born(2003) i-pod CM曲"Are You Gonna Be My Girl"のスマッシュヒットで一躍スターダムにのし上がった彼らだが、心配された通り、やはり一発屋で終わるようだ(笑)ただアルバム通して聞いても切れの良いキンクス的ロケンロールサウンドは健在で大変惜しい逸材である。オーストラリア出身。 The White Stripes/White Blood Cells(2001) ジャック・ホワイト(Vo,G) メグ・ホワイト(Dr) 実は別れた夫婦とのうわさもあるデトロイトの姉弟デュオ。夫婦漫才じゃないんだから。 DrとG,Voだけとは、君らはあふりらんぽか!いやこっちが元か。 The Mooney Suzuki/Electric Sweat (2003) 邦題「電気汁」。直訳過ぎます。NY出身の割と年季の経ったガレージバンド。 ちょっとストゥジーズ~MC5っぽい。アナクロな感じで笑えます。 The Datsuns/s.t.(2002) ニュージーランド。ちょっともっさい。ガレージというよりハードロック? ツェッペリンくさいと思ったら2ndはJohn Paul Jones プロデュース。好きなのね。 22-20S/s.t.(2004) イギリス、リンカーンシャー出身。1st。翌年解散。これはどっちかというと最新型ブルースブレイカーズもしくはヤードバーズといった風情。 Black Rebel Motorcycle Club/B.R.M.C.(2002) サンフランシスコ出身。1st。ちょっとダーク。ガレージというにはシンプルさが足りないか? The Jon Spencer Blues Explosion/Now I Got Worry(1996) ジョン・スペンサー(vo,g) ジュダ・バウアー(g) ラッセル・シミンズ(ds) ガレージ・リバイバルを語るにあたり、前史としてまずJSBXを語っておかなくてはならないだろう。 ノイズ系パンクバンドPUSSY GALORE出身のジョンがブルースに目覚めて結成されたこのバンド、当然ただのブルースバンドとなるはずもなく、異形のロケンロール地獄絵巻がそこに発明された。 紹介したいのは傑作3rd「Orange」の次に発表された4thアルバム「Now I Got Worry」。 それまでのパンクとブルースの融合と爆発がそのまま、beck,Beastie Boysらを通過した文脈で語られる実験作。日本のズボンズはこの頃のJSBXのパクリを未だに続けている。T3「Wail」を聴こう。 彼らのステージアクトはまた格別。ベンダー付きテレキャスターを操り、グラムパーソンズ張りの職人芸スライドギターを展開するジュダ、簡素なセットでジョン・ボーナムも逃げ出すビッグビートを刻むラッセル。 そこに「火星から来たエルビス」ジョン・スペンサー登場。体を痙攣させ、マイクをガッツリと口にin状態で叫ぶ(感電しないのか)。ネック下がりの日本製どこの馬の骨ギターは肩の一振りでヨーヨーのように手元に戻ってくる。非常に芸として完成されたものであった。テルミンも彼らがリヴァイバルさせたようなもの。 現在はバンド名が短くBlues Explosionとなったが継続して活動を続けているようだ。 ギターウルフ/ミサイルミー(1996) 日本から堂々登場はやはり「ギターウルフ」である。 ギターウルフセイジ(Vo/G) ベースウルフビリー(B)現ベースウルフトオル ドラムウルフトオル(Dr) 「ユー ラブ エルビス!ウィー ラブ .YA ZA WA!」この雄たけびから始まるロケンロール地獄絵図は多くの北米人を恐怖のどん底に叩き込んだ。矢沢マインドを継承し、コテコテのリーゼント・革ジャン姿で、現地でも絶滅したであろう狂騒のロカビリー&ロケンロールを超高速超爆音で放出するジャパニーズ。米国各地のライブハウスを暴れ回る地獄の3人組ギターウルフの名声は逆輸入で日本に伝わった。 米Matadorから発売された「ミサイルミー」はなんとウォークマン録音、音が完全につぶれた壮絶な12曲28分。極悪演奏に極悪録音、それが彼らのポリシーである。パロディではなく、完全にマジなのである。 2002年、札幌ベッシーホールで見たギターウルフは、まだビリー健在なりし頃であった。 壮絶な演奏はベッシー史上最大音響(当社比)。客とセイジの二人羽織ギタープレイコーナーあり、アンプからの上空ダイブあり。クライマックスではセイジ客席にダイブ&客の頭にスタンディング!、ギターソロを繰り広げながら、天上天下唯我独尊、客の上を踏み越えてズンズン進んで行く、下の客たちは阿鼻叫喚状態である。 さながら祭りのみこしのように、楽しそうに場内を練り歩くセイジであった。
テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽
飲み頃を過ぎて
Chパルメ1980 そんなに悪くないと思い込もうと思ったが自分にウソをついてはいけない。撃沈でした。飲み頃を過ぎた以前に単純にヴィンテージが悪かったのかも。 これという思い入れのないシャトーのバッドヴィンテージは買うべからずの典型。 安いと思ったが結果的には高くついた。まあこれは想定内。 ---------------------------- あろうことか昨夜は家のガスが停まっていました(滞納)。これは想定外。 いや翌朝、速攻払いましたけどね。前ぶれなかったんでうっかりしました。 とりあえず晩飯作らなきゃいけないが、カセットコンロはガス欠。んで、デロンギのオーブンレンジ大活躍。鳥の手羽グリル、石窯風ピザ(オーブンにセラミックプレートが着いている)などで切り抜けました。お湯は炊飯器で沸かしました。なんとかなるもんだ。 電話で激怒していた嫁は、行った銭湯が意外と良かったようで、機嫌が直ってました。 わからんもんだ。 ---------------------------- 昨夜衛星で放送していた「サイドウェイ」。カベルネフランを「どぶ水」までこき下ろすマイルスが後生大事に抱えているのが、そのカベルネフランを主体としたシュバルブラン’61であることの矛盾。 わからんもんです。 ---------------------------- ちなみに先日発表になったパルメ2005のリリースはケース369,000円とのこと。単価3万越えですか。うーむ。他は推して知るべし。
テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ
一升瓶いらっしゃい!吟醸 越後 五十嵐川(福顔酒造/新潟)
福岡篇に突入する予定だったが、もう少し新潟で行くことにした。 新潟三条市のお酒「五十嵐川」である。 ちなみに読みは「いからし」。一昨年、豪雨で氾濫し、甚大な被害をもたらしたのは記憶に新しい。嫁が子どものころよく遊んだ川だそうだ。ラベルに清流の風景が描かれている。 さて酒自体であるが、峰の白梅に似ているかな。 去年、義父にもらったときはもう少しうまいと思ったが・・ 原料米=新潟三条産五百万石 精米歩合=55% アルコール度数=15.4度 日本酒度=+5.0 酸度=1.4 酵母=9号 購入元:新潟ふるさと村 新潟県新潟市山田2307http://furusatomura.pref.niigata.jp/ ちなみに地元の人は行かないだろうが、観光・食事・土産が一箇所で済み、案外便利なスポットである。特に団体旅行にはお勧め。新潟各地の珍しい地酒も揃い大変重宝した。 朱鷺メッセ展望台見学→信濃川水上バス乗船→新潟ふるさと村 というコースをお勧めします。おのぼりさん的ではあるが。 しかしJRA北海道開催がいよいよ始まりますが、キャラクター相武紗季かよ!いや好きなんだけど。馬券買うか?相武紗季が。いや馬は好きそうだけど。
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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ
今週の一升瓶いらっしゃい!〆張鶴 純(純米吟醸)
今自分の中で「〆張鶴リヴァイバル」というもの進行しつつある。 先月新潟帰省の際、居酒屋でぬる燗にしてもらった〆張鶴「月」が絶妙にうまかったからだ。 かつてより自分内順位は 八海山>〆張鶴 だったが、いまや完全に逆転しつつある。 その味を再体験すべく、地元札幌で唯一(だろう)、〆張鶴の正規取扱店となっている北区「銘酒の裕多加」へと出向いた。入手してきたのは純米吟醸の「純」。本醸造「月」を買いに行ったのだが、いざとなるとスケベ根性が出る。 宮尾酒造㈱ 新潟県村上市 精米歩合50% 原料米:五百万石 田酒とも底通するような米由来の柔らかさとふくらみがあるが、新潟酒だけあってすっきりと辛口感もある。人肌燗で最大威力。WC日豪戦を見ながら最後はヤケ酒状態になってしまったが、翌日まったく残っていない。いい酒である(笑)。 次買うとしたらコストパフォーマンスの高い「月」だろうな。しかも、本醸造「月」クラスに精米58%を奢る宮尾酒造、恐るべし。今後とも変わらず、この味を守っていただきたい。 銘酒の裕多加 札幌市北区北25条西15丁目4-13http://www.yutaka1.com/top.html TEL 011(716) 5174 営業時間/午前9時~午後9時 定休日/毎週日曜
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札幌居酒屋探訪@地下鉄西11丁目駅
札幌の地下鉄西11丁目駅周辺というのは裁判所・合同庁舎・区役所などの官公庁関係が多く、ビジネス街でもあるのだが、あまり飲み屋さんというものが発達しておらず、近所で飲むのに苦労する。この辺で勤め出して10数年だが飲みに行くとなるとススキノまで繰り出すということになる。ここらでちょっと腰を据えて新しい店でも探してみようと思う。 まずは一軒目、奥のほうから攻めようと、電車通りを南1西13まで移動。角を曲がって、パスタの「塩豆」の隣の焼き鳥屋に突入。 ---------------------------- ◆やきとり北祭 焼き鳥チェーン店のようなこぎれいさを持つ、極めて普通の店であった。瓶ビール2本で退散。 帰り際、のぞくと右隣の炉辺の店(塩ダレジンギスカン?)が良さそうであった。またの機会に。 ---------------------------- 電車通りに戻り、東へ進むと並びにエビスビールの暖簾が・・ ◆酒房 膳や カウンター数席と小上がり2卓。マスターとママの2人で切り盛りし、ほぼ常連客で成り立つような居酒屋的小料理屋。 日本酒の揃えはまずまず、酒肴からなぜか中華までメニューが豊富なので小腹がすいたときには良いかもしれない。使う器もよい感じ。 たたみいわしとしめさばで大関二合と極上吉乃川吟醸一合。 ママ、大関以外は燗つけてくれない(泣)。マスター、顔が真っ黒。肝臓悪いのか? やや一見客はとっつきにくいので、この辺で退散。 ---------------------------- 電車通りをさらに東に戻るとこのあたりには珍しいビストロ風のお店が、 ◆オステリア ゴー 一昨年オープンの店である。イタリアメニューのビストロで大変使いやすそう。 パスタから内臓系の一品料理まで気のそそるメニューが黒板に書いてある。 すでに仕事帰り風の女性で大盛況である。 チーズ盛り合わせでグラスワインを一杯、ギネスを一杯。中心部まで移動せずに気軽にワインが飲めるなら大変結構な話で、よい店を見つけたとほくそ笑む。ラストオーダーが22時位っぽいので気をつけたい(訂正:再確認すると23時になってました)。 ◎OSTERIA GO 札幌市中央区南1条西12丁目ハウザービルNo.3 TEL011-272-5132 昼11:30~14:00 夜18:00~23:00 日祝休 ---------------------------- 最後にまずまずの収穫を得て満足し、本日の新規開拓終了。ところが帰ればいいのになぜかここからいつもの店々に突入。合計6軒のはしごとなってしまいました。
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磯自慢大吟醸純米エメラルドボトル
渋谷~恵比寿出張なるも、日帰り強行スケジュール&上司同行のため、評判を聞きつけている焼き鳥「たつや」・「和」などを目の前にしながら酒場巡りを果たせず(泣)。しょうがないので帰宅後、無念を取り戻すべく(笑)、秘蔵の磯自慢大吟純米酒友の封を切る。 羽田空港で購入の銀座若菜の豆腐味噌漬を肴に。 純米らしく控えめな香りながら磨かれた端正な味わい。やや温めると香りも立ってくる。 が、ちょっと小生にはオーバースペックか?
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小津安二郎に「今村君は汚いのが好きなんだな…」と言われた男
巨匠「イマヘイ」が79歳で亡くなったということで思い出話を。 高校生の頃、カンヌを獲った傑作ということで1983年「楢山節考」を観に行ったのが、最初の今村体験だった。かかった映画館はとうに閉館している。同時上映が樋口可南子&高瀬春奈の「卍」だったような?(※「卍」は今村作品ではありません。念のため)片っぽは獣姦・堕胎・村八分一族生き埋め・親殺し、とどめがヘイユー左とん平と当時70歳清川虹子の性交という濃ゆい内容。もう片ッぽは貧乳可南子と巨乳春奈がくんずほくれず、可南子にいたっては道路ですわりションベン、と当時も思ったが、めちゃくちゃな文芸作品二本立てであった。(今考えるとよく高校生が入れたなと思う) 「楢山」自体は整理されて案外観やすかったものの、今村作品というと土着的、くどい、残酷、汚いというイメージがあり、ずっと敬遠してきた。そのうち名前も聞かなくなった。だから「うなぎ」での2度目のパルムドール受賞と復活劇は心底驚いたし、もう一度過去に遡って今村作品に触れるきっかけとなった。日活モノクロ時代の「果てしなき欲望」「豚と軍艦」などは単純に一般娯楽映画として観てもパワーがあり面白い作品である。 「うなぎ」以降の今村作品は以前の重喜劇から「重」がとれ、一般に観やすい作品に仕上がっている。以前からのファンには物足りない部分もあったろうが、これが70歳代の「イマヘイ」なのだと、どれも素直に楽しめる作品だった。次回作の話もあっただけに大変残念である。 カンヌのパルムドールを2回獲ったのは世界でも5人しかいない。日本からはもちろん彼一人である。それがなぜイマヘイだったのか? 本日5日がお通夜である。
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嫁に抜かれた(泣)千歳JAL国際マラソン終了">
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/chitosejalmarathon/ 日本最大の森林浴マラソンと銘打つ、今年で26回目の北海道の定番大会。 昨年よりコースが変更、林間部分が延び、ほとんどクロスカントリーのようなマラソンと化している(笑)。今年は特に快晴&さわやかな気温の絶好のコンディションの中行われ、参加者も6000人を越えたようだ。関係者の皆さんご苦労様です。 私もフルで通算8回目の参加だが、ここ数年参加するごとにタイムが落ちている(泣)。 ついに今年は4時間15分台までダウン。ほとんど初参加の時と同じレベルまで落ちているではないですか!しかもですよ!あろうべきことか、一緒に走っていた嫁にまで抜かされたわけですよ(泣)。 ※ひそかに私の背後につけていた彼女は38km地点で勝負を賭け、「マラソンは35kmからなんだよ!」を捨て台詞を残して去っていった(泣)。 まずい、このままではまずい。北海道マラソンで足を切られてしまう。 8月に向けての精進を誓い、帰路に着くのでありました。 今年のゴール後の配給食は栗のように甘いジャガ「インカの目覚め」でした。
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たまにはグランヴァンを
最近日本酒ばかりでやや飽きてきたのでここらでグランヴァンを。オーブリオンのハーフボトルに手を出す。熟成の期待できない中量級の97年、ましてやハーフボトルということで「落ちる前に飲む」。 色調は明るいルビー色で見るからに飲み頃っぽい。口に含むと血をなめるような粘度、柔らかく熟れたタンニンの甘さ、そして異常なまでの余韻の長さ。非常に優しく包み込みながらも圧倒的なボリューム感を示す。大和撫子の尻に敷かれるかのような心地よさ(?)腐葉土・フルーツ・煙るまでいかないがタバコの葉。和食に唯一合うという評価がなんとなくわかる。これでようやく5大シャトーを制覇。好みは、う~んどれもうまいですとしか言いようがないが、オーブリオンもいいな~。こればっか飲むという人の気持ちもわかる。
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飲酒運転撲滅ライブ@札幌FABFOUR
6/2終了いたしました。道交法改正などでタイムリーだったためか、100名弱ものご来場をいただきました。全5バンド出演。わが北海ビートルズはバンマスが尿管結石で入院。急遽ドラムの代役を立てての出演となりました。関係者の皆様お疲れさまでした。 FAB FOUR 札幌市中央区南3条西2丁目 HBC三条ビル地下1階 最寄り駅/地下鉄すすきの駅 tel011-221-3445http://home.att.ne.jp/orange/fabfour/
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「だら燗」は北海道以外で通用するか?
最近、清酒を飲むとき、ほぼ燗をつける。 自宅では鍋に張ったお湯に徳利をどぶ漬けするパターンが多いが、日によって出来不出来があるので、かなり気にしてつけるようになった。一言で燗といっても、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、飛切燗(55℃)と温度で細かく定義がされている。ぬる燗から人肌燗の間でうまくつけると香りが広がり、かつ米のうまみが立って来て、その酒の良さが存分に楽しめる気がする。 さて「だら燗」である。 我々の間では、ぬる燗よりさらに温度の低い燗を指すときに用いる言葉でたぶん「人肌燗」位を指していると思う(確証はない)。北海道内ではこれで通用するが、本州方面でこれを頼むときに苦労する。「ぬる ぬる燗」とか口走って失笑を買う始末である。本州の方はなんといって頼んでいるのだろうか。 自宅の晩酌ラインナップは選手交代で、新潟土産第一弾「千代の光」純米が加わった。 記憶と違いかなりの辛口でやや苦戦したが、極わずかにつけた日向燗にすると急にほどけて味わいやすくなった。これが普通のぬる燗まで上げるとまた辛口にもどるので面白い。 日本酒には自分なりの創意を汲んでくれる懐の深さがある。
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