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北海道産のワインって最近どうよ?(後編) |
ばんけい峠のワイナリー 峠の赤ワイン樽生2005 2100円

キャンベル種使用から想像したよりかなり濃い、生き生きとした色のり。 黒色系の果皮の匂い。甘露飴?綿あめ?カルメ焼き?砂糖を焦がしたような香り。樽香も控えめに乗っている。 味わいはとにかく収斂味が強い! タンニンは弱いがしょっぱ味を感じさせるほどミネラリーに酸が強い。例えると歯磨きした後に飲んだ赤ワインという感じ。 ただしボディーに厚みがあるのでなんか見所がありそう。 白ワインなら「熟成で開花する」と断言するが、キャンベルの赤ワインで如何に? 現状では果実味に乏しいので「おいしーい!」とは決してならないが、保存しておけば大化けするかも。 赤白混醸やアロニアワインなど、遊びごころのある、いろんなワイン作りに手を出している新興ワイナリーではあるが、無添加・無濾過というハードルの高さも含め、造りの確かさを感じる。 畑を持たないかわりに(今はあるのかな?)、葡萄の選別と醸造技術にめちゃめちゃ長けている印象を持った。それともビンテージが良かった?
宝水ワイナリー RICCA レンベルガー2006 2100円

岩見沢の新興ワイナリー「宝水ワイナリー」の赤。レンベルガーとはオーストリアで主流の赤品種らしい。 色合いは「ロゼ?」と一瞬疑うような薄い色合い。味わいは?うーん赤ワインを白で薄めたようなドイツ系の赤特有の日照不足な引っ掛かりのない味。すっぱいな~、コメントのしようが・・ バキュバン後、数日して再チャレンジすると、酸が落ち着いたのか、中堅どころのボジョレーヌーボーくらいのタンニンと果実味は感じられました。 思えば、赤に行かずに白にしておけばよかったのかも知れません。ケルナーとか。 ラベルデザインはかっこいいのですが・・
北海道ワイン 北海道ケルナー2005 1,050円

と思って今度は北海道ワインの「北海道ケルナー」を。北海道ワイン、またの名を小樽ワインはなんと言っても道内最大手。道内産葡萄にこだわる先駆者だが、ナイアガラに代表されるその味は極甘。さて「北海道」シリーズは如何に。 青リンゴ&白い花のアロマ。あれ小樽ワインのイメージを突き崩す、ずいぶんとすっきりした味だぞ。 ただし、すっきりしすぎ!酸ばかりでボディーが薄い!う~ん。 1,050円というリーズナブルな価格帯には敬意を表したいが、もうちょい凝縮度があった方が・・いや水代わりだからいいのか?安いシャブリクラス。
鶴沼ワイナリー リースリング2005 2,541円

最後に同じ北海道ワイングループの鶴沼を。 鶴沼ワイナリーは空知支庁浦臼町に位置し、こちらで収穫・圧搾した果汁を小樽の本社で醸造しているらしい。 リースリング種はドイツの高級品種で最近は流行らないが、モーゼルとかラインガウとかはもっぱらこの品種ですな。 同じくスッキリ系ですが、こちらは凝縮度があります。梨系の香りですが、温度が上がるとトロピカルな感じも出ます。酸は強いのですが、負けないしっかりとした果実味があり、後口はミネラリー。ブルゴーニュグラスで呑むとさらに雰囲気よし。最上級のマコンヴィラージュ(ロアリーとか)位のうまさはある。
まだまだ北海道には他のワイナリーもあるのだが、この辺で打ち止め。 え?結局何を贈ったのって?「トカップ」半ダースです!質より量ということで・・

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2006ボルドープリムール |

今年は随分遅くなりましたが、ようやくエノテカでもボルドープリムールの販売が開始となりました(現在は会員のみ)。
主だったところを言うと
ラフィット 74,000 マルゴー 78,000 ラトゥール 78,000 ムートン 77,000 オーブリオン 74,000 シュヴァルブラン105,000 オーゾンヌ 120,000
※3本セットの1本単価
去年より高いやんけ・・ 1級クラスはもはやワインではなく、“リキッド・ジュエリー”と称されるそう・・
でも今年は買わないと決めているので冷静に見ていられるな・・

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